第12回銀蛇自警団 活動報告

銀蛇自警団 団員諸君!

我が銀蛇自警団は、王不在のブリタニアにあって、八徳を胸に自らの手でブリタニアを守る事を活動指針として、歴史にその足跡をしっかりと刻んで来た。そしてまさに今、各地で時期国王としてふさわしい者を擁立せんという動きが出ている。
王は必要か?私は必要だと思う。
しかし、いったん蓋を開ければ王の資質とは?選出方法は?王室評議会やロイヤルガードの役割は?我々市民による評議会の設立は?財源は?議論はつきない。
王の選出という局面を迎え、にわかに慌しくなったここ、ブリタニアにおいて、無駄にしていい時間は少ない。早速活動報告に移ろう。

今回回収レポート: 54冊

いつもよりも若干少ないような気もするが、今回、レポートの提出が必須であることを招集時に明記していなかったため、出し忘れたという団員がいたら、今回分に限り今月末まで受け付けるのでぜひ提出してくれたまえ。

◆ 国民会議と主題
さて、今回の国民会議はそれぞれ市民ランクを宣言して出席するようにということもあってか、マラスやトクノの住人からはいささか冷めた声も聞かれたようだ。私の指示が適切でなかったことについてはお詫びするが、例え諸君がブリタニアの住民でなかったとしても、隣国や同盟国の動向に関心を払うことは決して無駄ではない。会議の主題はいかにして反目し合うブリタニアの街を再びひとつにするか、ということではあったが、混乱が長引けばマラスやトクノに飛び火する可能性もないとは言えない。また機会があれば、隣国の住人としてぜひブリタニアに対し、積極的な提言をお願いしたい。
残念なことに議論そのものは物別れに終わった。しかし、いくつもの注目すべき問題提起があったことも事実である。今日は我が銀蛇自警団として、これらの問題点を整理し、我々なりに検証してみよう。
まずはいつもの通り当日の流れをHiroaki団員のレポートで振り返ってみよう。なお、当日のログに関してはChocolate団員からも詳細なレポートを頂戴している。こちらはリワードホールに展示ておくので、ぜひとも足を運んでいただき、出席できなかった団員にも当日の緊迫した雰囲気を味わってもらいたい。

◆ 暴徒の鎮圧について
王不在が暴徒による襲撃の激化の直接の原因と結論づけることはできないが、ひとつの要素と見ていいだろう。団員の間にも彼らを厳罰に処すべきとする者と、まず彼らの話を聞くべきとする者など様々に意見は分かれているようだ。
暴徒に絨毯を焼かれてしまったというある団員はけなげにもこう言った。
– マジンシア市民として、銀蛇自警団として、私にも何か手伝えることがあれば、今後も参加していこうと思いました。(ki na ko団員)

しかし、パンを与えても与えても、暴徒の流入は途絶えることがない。いささか施す側の市民にも疲れが見え始めている。これはいったいどうしたことであろうか?現在各街では資材、食糧、武器、ペットの寄付を受け付けているが、これについて
– 寄付された物資がブリタニア人に適切に配布されているか?(Kaeda団員)

きちんと調査すべきという意見もあった。確かにそうだ。やはり、デュプレ卿がおっしゃられていたように、憂うべきはどこかで搾取している者がいるのかも知れない。これらの貴重な資材がその街の財源としてきちんと生かされるよう、監視体制を敷くことが急務であろう。
– 現状を是とする腐敗した旧勢力が裏で糸を引き、暴徒を隠れ蓑の破壊活動を行う。(SPARK団員)

杞憂に過ぎないことを願うが、破壊活動の影にもっと大きな敵が隠れている可能性も否定できない。用心するに越したことはない。

一方、動乱のさなかにあっても各街をこよなく愛する市民らからは、思わず頬がゆるむ
– おらが街自慢(Namida団員)

も聞かれた。シェリーが指摘したように、心と懐に余裕のある市民の中にはその街の爵位を購入した者がいたが、
– え?お金爵位買ったからーな、ないですよ!(Rachel団員)

という団員は置いておいて(!)、
– 金で地位を買うのかという批判的な意見があるものの、その金が街のために役立てられるならむしろ奨励すべきであると考える。(Sam団員)

その通りだ。まずは物資と金銭の流れを透明化し、生活に窮する人々にきちんと行き渡っているかどうかの確認をしなくてはならない。その際に、人々の言動に注意深く耳を傾け、ただ、保護するだけでなく、その背後関係にも警戒を怠らないことが肝心であると言えるだろう。

◆ ロード・アークースについて
– Lord Blackthornを妙に敵対視しているように見えたが、何者かのさしがねなのか、貴族にとってありがたくない存在なのか、気になるところである。(Leaf団員)

彼がなぜそこまでロード・ブラックソーンを敵視するかについては団員の間でも諸説あったが、彼が同じトリンシックの出身であり、かって王室評議会の人間でもあった個人的につながりの深いデュプレ卿を王に推していたことを考えれば合点が行く。私にはデュプレ卿がそうやすやすとロード・アークースの口車に乗るようには見えなかったが、果たせるかなデュプレ卿は食い下がるロード・アークースの申し出をあっさりと却下してしまった。
もっとも、王室評議会が何者かを王に擁立し、実権を握ろうとするのは今回が初めてではない。あのカスカを覚えている団員も多いだろう。しかし、王室評議会とて、評議会殺人事件によってその実体が雲散霧消しようかという隙にシャドー・ロードに乗っ取られたと見れば、同情する向きも無いではない。まさか、ロード・アークースはシャドー・ロードの手下なのであろうか?
– 王室評議会という聖域不可侵とも言い得る権威機関に対していま不審の気配が漂っているのだ。(Siel団員)
– カスカの例があるから全権を委ねるのはまずいかもだが。(pelu団員)

私にはむしろ、ロード・アークースが地に落ちた王室評議会の威信を取り戻そうとやっきになっているように見える。だからこそ彼が全面的に信頼を置くデュプレ卿を王に推し、支援を惜しまないことでブリタニアの治世を安定させることが急務と考えているのかも知れない。彼にとってこのタイミングで現われたロード・ブラックソーンは目の上のたんこぶ以外の何ものでもないだろう。
– ブラックソンが邪悪に操られていたのか、それとも邪悪と手を組んでいたのか。それを確かめる術は無く、彼の口から語られる言葉や、残された手記から察する他はない。サー・アークースが言うように、用意周到に仕組まれた事である可能性も否定できなくはないのだ。(nana団員)

ロード・アークースの持論はやや極端に過ぎる感もあるが、今度こそ失敗は許されないという彼の悲壮な決意があえて彼を強硬派なさしめているのかも知れない。

◆ 評議会制について
そもそも王室評議会とは何か。
– 王とは民主的手法で選出されるべきものとされ、民意の代表者として評議会が設置された。(Siel団員)
しかし、現在その実態はブリタニア全土から集まった貴族階級の代表者たちによる会議である。そもそも民意の代表者が貴族だけというのはいかがなものかと思われる。それが王室評議会が不興を買う一因となっていることは間違いないだろう。当日は市民による新たな評議会の結成の提案をする者もいた。監視機関として、王と市民をつなぐ場として、今までにない評議会の設置は前向きに検討すべき課題であろう。とは言え現在の体制にいきなりメスを入れることには混乱を伴うであろうし、同時に今まで連綿と受け継がれて来た君主制の是非について議論することも避けられない。ある程度の時間が必要と言えるだろう。
– 現段階では君主制を採用している他同盟国への影響や、体制を変えた場合には支配階級である貴族の権益保護の動きのため内戦に突入する可能性があることを考えると引き続き君主制であることが望ましいと考えます。(Eleria団員)

Siel団員は「新生共和制への提言」と題したレポートの中で、二人の王を擁立してはどいうかという思い切った提案をしている。国の難局においては国民にどちらの考えを支持するか選んでもらうという斬新なものだ。
Eleria団員は現在のブリタニアの経済情勢を冷静に分析し、今後の政策についての提言を行っている。
ここでは2人のレポートを続けてご覧いただこう。

◆ 君主制について
先の項目でも少し触れたが、ここでは王は必要か?というまさに核心に迫る疑問を検証することにしよう。
まずは自称王を3名紹介しよう。
– 王は私です。(Alhazred団員)
– 真の王はらぶちゃんです(てへぺろ(Love-chan団員)
– ついに私も一国一城の主かぁ。(karo団員)

中にはシェリーを王に推したいという団員も少なからずいたようだ。
– 「かわいいは正義」(nemu団員)

Alhazred団員は新人ながらいきなり王として名乗りを上げており、早くも大物団員としての資質を見せつけた。今後の成長が楽しみである。しかしやはり団員一人ひとりが
– 自己完結という冠を誇らしく頂く自分自身の女王様だ(alianrhod団員)

ということにつきるであろう。何やら話がものすごくずれたような気がしないでもないが、ここでは形骸化の王であるならわたしはいらない、と言い切ったalianrhod団員のレポートをご覧いただき、王とは何であるかについて改めて考えることにしよう。

◆ ロード・ブラックソーンについて
では、次期王としての呼び声の高いロード・ブラックソーンとはどういう人物なのであろうか。我々の前に突如現れ、ガーゴイルを救い、名誉のムーンゲートすら修復して見せた彼は、あのロード・ブラックソーンなのだろうか。そして、本物だとしたら彼は墓から蘇ったのであろうか。それとも、半機械人間と化し、ドーン女王によって成敗された彼こそが偽者だったのだろうか?
– 古い書物などを読み、Lord Blackthornがどういう人物か調べてみたんですけど、悪い人じゃなさそう。(Cocoa団員)

女性のカンは男性よりも優れているということはよく言われる。
– 言葉使い、種族が違えど苦しむガーゴイルを救う姿勢、紛れもなく本物のロード・ブラックソーンに私には見えた。(Christina団員)

では、彼が仮に本物のロード・ブラックソーンであったとして、彼が王に値する資質を備えているかどうかについて考えてみることにしよう。
– か、かっけえ~! かっこよすぎる・・・。あんた輝いてるぜ。頭も含めて(ZagZag団員)
– 自分の過去がいい意味でのプレッシャーとなり、善き統治者になってくれるだろう。(Cesario団員)
– 仮に王となった場合、ロイヤルシティとの関係はより良好な物となるはずだ。だが今考えるべきなのは内、ブリタニアのことなのだ。彼は外交官のような役職が適任かもしれない。(Misto団員)
– エクソダスが彼の脳に何かを仕込んでいるということは、絶対に無いのだろうか?(Tokiwa団員)

なるほど。類まれなるカリスマ性の持ち主であることはもとより、過去への贖罪としてより良い仕事をしてくれるであろうと期待される一方、その性格においては補佐的な任務においてより実力を発揮するタイプであり、過去幾度となく様々な悪しき者に取り込まれた人間的な弱さに不安を覚える、といったところか。

そして我々が何よりも気になるのは彼はもともとカオス思想の持ち主であり、今日までその思想を固持している様子が垣間見えることであろう。
– 玉座の間?にあるカオスタイルがキニナル…やはりブラックソーンは混沌を望んでいるのか??(sevenII団員)

新生ブラックソーン城については彼の意志によるものだったかどうかについてははっきりしないものの、「我々はポーンである」という彼の言葉はカオス思想によるものと見て間違いないだろう。
ある団員はこの会議が“The Founding of the Guards of Virtue”という文書を彷彿とさせるものだったと感想を綴っている。この文書はあるねずみと悪魔が覗き見たという、カオス/オーダー戦争を引き起こした徳の騎士団の創設の経緯を記録したものである。
– 我々はみなポーンであるという言葉が、公平性の証にように使われているが、市民ですらないもの、ポーンですらないもの、チェスの盤上にものらないものも存在する。(J団員)

では、仮にロード・ブラックソーンが新たな王としてブリタニアに君臨することとなった場合に、かの王の支持派と、ロード・ブラックソーン支持派によるカオス/オーダー戦争が再び勃発する可能性はないのだろうか。
– カオス派はいわば思想集団であり、この世界の破壊をもくろんではいない。(Happy団員)

そうであることを願いたい。カオス思想には常に暗い影がつきまとうが、どう解釈し、どう運ぶかが問題なのであり、思想そのものに罪はないということを。
– ブラックソンは「私たちはポーンだ。私も含めて。」と言った。誰かがではなく、皆の力が等しく貴重なんだよ、みんな同じなんだよ彼はそう言いたかったのかもしれない。(seiran団員)

ここで気になるのが私の心の支えである八徳である。かって私がお仕えしたドーン女王も八徳のもとにブリタニアを統治された。また、ドーン女王にロイヤルナイトの称号を授与したデュプレ卿がブリタニアを統治するとしたら、やはり八徳の治世となるだろう。しかし、カオス思想は八徳のどこにも属さないことに思い至ると、私は一抹の不安を覚えずにいられないのだ。
– 個人的には八徳の教えは平和な時代を維持する為の人生規範だと思っている。既に人々の心が荒れてしまっている現状でただ徳の心得を説いても、共感されないような気がする。(Misto団員)

カオス思想はあくまでも「個」を尊重する。きっとそれは私たちが望む生き方を妨げるものでは決してないのだ。あらゆる種族、階級、主義主張すらも、まさに清濁併せ呑むかのごとく包み込んでしまう。それこそがカオス思想なのであろう。もし私が明日をも知れぬ命であったなら、カオス思想が支配する世の中にあってもまだなお、八徳を墓碑に刻むことを切望するだろう。そしてきっとそれはかなえられるだろう。そう信じたい。

◆ 総括
細いろうそくの灯りを頼りにレポートを読んでいる間にも、真の王がこのブリタニアに誕生しようとしている確かな胎動を感じずにはいられない。
– 狡兎死して良狗烹られ、高鳥尽きて良い弓蔵され(Kottan団員)

こうとししてりょうくにられ、か。すばしっこい兎がいなくなれば、猟犬も煮て食われる、つまり、王が誕生すれば我々も無用の長物となってしまうのではないか、ということだ。果たしてそうなのであろうか?うとうとしかかったときに、誰かが耳元でささやいた気がした。
– まだまだひと波乱ありそうね・・・*grin*(Lio Leia団員)

寒気を覚えながら私は毛布にくるまった。今日は早めに寝よう。季節の変わり目は体調を崩しやすいものだ。
明日はMisto団員より預かった小麦とソーセージを必要とする人に届けることにしよう。既にスカラブレイ市民である彼は他の街に手出しできないので、私から寄付をしてほしいとのことだった。そして、天気が良ければChocolate団員からの色付きバニラの種を植えてみることにしよう。枯らさないように気をつけなければ。
今回もリワードホールに下記団員のレポートを展示しておくので、時間のある団員はぜひ足を運んでもらいたい。もちろん、それ以外にも紙面、スペースの関係で発表できなかった優れたレポートがあったことは言うまでもない。
(アルファベット順)
alianrhod団員
Cesario団員
Chocolate団員
Christina団員
Eleria団員
Happy団員
Hiroaki団員
karo団員
Layla団員
Mareni団員
Misto団員
nana団員
Siel団員
Tokiwa団員

では諸君! 次回のミッションでまた会おう!

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