あるサイン

王は慣れた手つきで赤い封蝋に素早くカオスの印璽(いんじ)を押しながら、部屋に入って来たばかりのサー・ジョフリーに用件を尋ねた。

「遺体で発見された使者の件ですが、ルナ騎士修道会総長殿より遺体と遺品の引き取り、および残る二名の使者のルナ捜索の許可が下りましてございます。」

王は頷き、先を促した。

「遺体の引き取りは明朝、精鋭のロイヤル・ガード数名がご遺族に付き添い、ルナへ向かう予定であります。ただ、少々気になる点がありまして……。」

サー・ジョフリーは王の注意を引きつけようと、ことさらに十分な間を置いて続けた。

「アイザック卿なる者のことなのです。」

王はやや神妙な面持ちをこちらに向けたようにも見えたが、思いのほか変化のない王の様子にサー・ジョフリーは小さな失望を隠そうともせず、あきらめたようにやや早口に先を続けた。

「亡くなった使者とアイザック卿に血縁関係はありません。しかし、どういうわけかこの者は許可なく我々に先んじてハンスホテルで遺品をあらため、そのままそこに宿を取っているとのことです。」

王は封蝋も真新しい書簡をひと息ついたばかりのサー・ジョフリーに差し出すと、立ち上がってドアに向かった。

「亡くなった使者にロイヤルガード指揮官の階級特進を。恩給の手続きもしなくてはならない。」

話をはぐらかされたまま、書簡を手に立ちつくすジョフリーの様子に気づくと、王は愉快そうな表情を浮かべて付け加えた。

「臣下の臣下は臣下にあらずだ。アイザック卿のことなら好きにさせておきなさい。彼も、亡くなった使者も、騎士なのだから。」

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日時:11月9日(土)夜9時より開始
場所:マラス Hanse’s Hostel (六分儀座標:16 41’N, 18 29’W)
※二ジェルムEMホールよりゲート設置予定

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